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主要50社、5月海外旅行は1.2%増、プラス成長28社

  • 2014年7月24日

 観光庁が取りまとめた2014年5月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比1.2%増の1710億2073万円となり、2ヶ月ぶりに前年を上回った。募集型企画旅行のみでは取扱額が1.0%増の541億8320万円、取扱人数が8.6%減の25万169人。単価は8.3%増の21万6586円となり、1人あたり1万6627円引き上がっている。

 観光庁によると旅行会社からは、ゴールデンウィークの日並びが悪く長期休暇が取りにくかったため、台湾や東南アジアなど近距離、中距離の方面が好調であったが、中国と韓国は引き続き低調との報告があった。また、反政府デモなどの影響でタイも苦戦したという。

 企業別でみると、ジェイティービー(JTB)グループ15社の合計値が1.2%増の346億3087万円で最も高く、次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が4.8%増の246億2332万円で2位。3位は阪急交通社であったが、13.0%減の208億2642万円と前年を割り込んだ。

 伸び率では、JTBグループ各社を含めて28社がプラス成長。特に14社は2桁増となっており、前年割れの企業でも減少率が1桁に留まった会社が14社で、全体的には下げ止まりから回復に向かう流れが期待できる結果となった。

 なお、国内旅行は4.2%増の3442億7271万円、外国人旅行は15.9%増の96億6359万円、合計は3.4%増の5249億5703万円となった。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
5月単月


※国内と外国人の詳細は別途掲載(下記関連記事)