カンクンで「ティアンギス2014」開催、勢いづくメキシコ観光をアピール

  • 2014年6月17日

アエロメヒコ、来年の成田線増便視野に
復路ノンストップ化も早期実現へ

AMグローバル・セールス部門シニア・バイス・プレジデントのホルヘ・ゴイトルトゥア・ボレス氏  需要が高まる日本からの送客については、AMグローバル・セールス部門シニア・バイス・プレジデントのホルヘ・ゴイトルトゥア・ボレス氏が、この4月に週4便化した成田/メキシコシティ線を、今後さらに増便したい考えを示した。ビジネス需要が高い成田線は「重要な路線」で、米系航空会社との競合を続けながら「2015年にはもう1便の増便を実現したい」という。

AMのブース  成田/メキシコシティ線のうち、メキシコシティの標高の高さなどにより、全フライトがティファナで給油をおこなっている復路便については、早急にノンストップ化を実現したいとした。新たに導入したボーイングB787型機は機能面で問題がなく、継続飛行が可能なため、AMでは現在、メキシコ政府の認可を待っている状況だという。往路については、既に全便を直行便で運航しており、認可が得られ次第、往復でのノンストップ運航を開始する考えだ。ちなみに現在は、週4便のレオン/ティファナ線を新たに開設し、日本企業が多く進出するレオンからのスムーズな帰国を実現するなどの対応をとっているという。

 ボレス氏はそのほか、リゾート地として人気の高いロス・カボスへの送客についても意欲を示し、成田/メキシコシティ線から90分以内で、同じ便名のメキシコシティ/ロス・カボス線に乗り継ぐ直行便の開設を実現したい考えを明らかにした。日本からロス・カボスへの直行便開設については、メキシコ観光局も意欲的で、コペル氏によれば現在、観光局とAMとの間で、国内線接続の利便性向上に向けた協議が進んでいるという。

メキシコのLCC各社もブースを出店した。写真は4O  なお、近年ではメキシコにおいてもLCCの台頭がめざましく、インテルジェット(4O)やボラリス(Y4)などの航空会社が、AMと競うように国内線のネットワークを拡充している。エギアルテ氏はこのことについて、「日本からの旅行者にも多様な選択肢を提供できるようになる」との見方を示した。




取材協力:メキシコ観光局
取材:行松孝純