スイス・インター、アレルギーに配慮し代替食を標準サービス化

  • 2014年5月8日

 スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX) は5月から、アレルギーに悩む旅客に配慮し、全フライトにおける代替食の標準サービス化など、様々な改善を実施する。LXではこれまでも、長距離路線の全クラスと欧州内路線のビジネスクラスで特別食を提供するなどサービスを実施してきている。LXによると、今回の取り組みにより、LXは欧州のアレルギー研究機関のECARFが「アレルギー・フレンドリー」と認定する世界初の航空会社となる。

 5月上旬から導入する新たなサービスでは、ラクトースやグルテンを使わない代替食や飲料を全フライトの標準サービスとして提供するほか、ラクトース不使用のコーヒークリームやチョコレートバーなども用意。このほか、フライトの長さにあわせて、アレルギー症状に応じたキャンディーバー、ヨーグルト、ケーキなどの特別スナックを提供。代替の乳製品やパン製品については、同社のスイス国内の全ラウンジでも提供するという。

 また、キャビン内についても改善をおこない、ファーストクラスとビジネスクラスの旅客には、羽毛枕の代わりに合成繊維を使用した枕を提供する。このほか、鼻や喉を刺激する可能性のある装飾花や芳香剤の使用を中止し、トイレには肌に優しい石けんを備え付ける。