羽田国際線、就航相次ぐ-外航各社、記念式典開催
羽田空港昼間時間帯の国際線発着枠の拡大にともない、3月30日、31日の2日間で外国航空会社4社が路線を開設した。フィリピン航空(PR)は3月30日にマニラ線を開設。初便はボーイングB777-300ER型機で運航した。
3月31日にはエールフランス航空(AF)、タイ国際航空(TG)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)が羽田線の運航を開始し、記念式典を開催。AFはパリ線の朝便、夜便の運航を開始。朝便は5月11日まで週3便で、5月12日から6月15日、10月18日から25日は週5便、9月1日から10月1日は週6便で運航。6月16日から8月30日、10月2日から16日はデイリー運航する。
AFではパリ発の初便搭乗者全員に搭乗証明書を贈呈したほか、ファーストクラス、ビジネスクラスの乗客にはチョコレートやブックマークをプレゼントした。一方、羽田発初便搭乗者には搭乗証明書と記念の特製キーホルダーを配布した。
運航機材は羽田発朝便がボーイングB777-200型機の309席、夜便がB777-300型機の303席を使用。AFによると、初便、予約状況ともに好調で、朝便はパリに13時20分につくことから乗り継ぎ利便性が高く、以遠需要に人気。夜便はビジネス客を中心に好調だという。一方、成田/パリ線についても順調に予約が伸びており、想定していたほど羽田の影響は受けていないとの考えだ。
TGは羽田午前発のバンコク線の運航を開始。運航機材はボーイングB747-400型機。初便の搭乗者数は羽田発が約200名。タイ発もほぼ満席だったという。TGは羽田深夜発便をデイリー運航しており、これにより羽田線は1日2便のダブルデイリーとなった。
LHもミュンヘン線、フランクフルト線を開設し、同日記念式典と記者説明会を実施(関連記事参照)。運航機材はボーイングB747-400型機。搭乗者数と搭乗率をみると、ミュンヘン線はミュンヘン発が297名で97%、羽田発が257名で84%。フランクフルト線はフランクフルト発は満席、羽田発は216名で61%だった。