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東北復興支援で「JATAの道プロジェクト」、みちのく潮風トレイル活用で

  • 2014年3月25日

 日本旅行業協会(JATA)は東北復興支援事業として、環境省が整備する東北地方太平洋沿岸地域のトレイルコース「みちのく潮風トレイル」を活用し、「JATAの道プロジェクト」を実施する。これは、東北地方太平洋沿岸エリアの自然環境の整備活動を通して、自然景観の復興や生活文化の再生と向上に取り組むもの。JATAでは東北復興支援事業の第2ステージとして「新しい東北観光」の実現に向けて実施するとしており、FIT層や訪日外客をターゲットに誘客をめざしていく。

 みちのく潮風トレイルは青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦までの約700キロメートルが範囲の自然歩道で、2015年度内に環境省の整備が完了する見込みだ。JATAの道プロジェクトの期間は2014年4月から、東日本大震災発生から10年後に当たる2021年3月までの7年間。環境省の整備が終わった部分から活動を開始していく。JATAによると、総事業費は1500万円から2000万円。「JATA環境基金」などを活用して継続的におこなっていく。

 2014年度は10月下旬の週末に1泊2日で活動を実施。環境省の「グリーン復興プロジェクト」と連携のもと、みちのく潮風トレイルの整備や清掃活動をおこなうとともに、整備したところを「JATAの道」と名付け、活動区間にマイルポストを設置。ウォークイベントもおこなう。

 実施箇所は青森県の八戸市区間で、鮫駅から大久喜駅の間の約8.6キロメートル。日本エコツーリズム協会や山岳関係諸団体などと連携して展開する。参加者はJATA会員会社社員50名以上とした。