ライアンエアーがGDS回帰、トラベルポートと契約、法人需要ねらう

  • 2014年3月17日

 欧州の大手LCCであるライアンエアー(FR)とトラベルポートはこのほど、グローバル契約の締結を発表した。FRは「ウルトラローコストキャリア (ULCC)」を標榜し、保有機材が300機、発注済み機材が175機の航空会社で、2014年は8150万人の旅客数を見込む規模だが、この10年以上は旅行会社やGDSを嫌忌してきたとされる。

 トラベルポートとの契約では、3月19日から順次、ガリレオとワールドスパンでFRの運賃と付帯サービスの手配が可能となる。

 FRでは、今回の提携により業務渡航需要の取り込みに期待をかける。すでに旅客の22%以上が業務渡航であるといい、1月には団体・法人需要向けのサービス拡充も発表。夏頃には、予約内容の変更や座席の事前指定が可能でファストトラックサービスなどを組み合わせた運賃も設定したいという。

 なお、欧州のLCCでは、例えばイージージェット(U2)がGDSと契約済みであり、昨年9月には受託手荷物やファストトラック、予約変更の無料受付などをパッケージ化した包括運賃も導入するなど、業務渡航市場のパイの奪い合いが激しくなっている模様だ。