JTBBWT、マンガ「銀の匙」実写映画に出資、着地型ロケツアー造成
JTBコーポレートセールス(JTBBWT)は、映画「銀の匙 Silver Spoon」に出資した。これは、北海道十勝地方の農業高校を舞台にした、荒川弘さんの人気コミックの実写映画。全編を通した現地ロケで、十勝地方の四季折々の素晴らしさや、酪農を通して食の大切さを訴えるとともに、観光地として有名な帯広競技場などの北海道ならではの観光産業を描いており、JTBグループが推進する交流文化事業と親和性が強いことから出資に至ったという。
映画は3月7日から全国東宝系285館で公開。JTBBWTでは映画公開後、JTB北海道帯広支店と連携し、映画に登場する帯広競馬場や帯広畜産大学などを訪問する着地型の映画ロケ地訪問ツアーを造成、販売することで地域貢献をはかる。
また、3月から全国のJTBグループ主要支店で映画「銀の匙 Silver Spoon」コーナーを作成。映画のポスターを掲示し、映画のチラシ、帯広市を中心としたロケ地マップ、エースJTBの北海道方面のパンフレットを配布。JTB時刻表3月号で映画をアピールするほか、2月から全国約370校の農業高校から映画のイメージについてのキャッチコピーを募集しており、選ばれたキャッチコピーを掲載した映画ポスターを書く農業高校で掲示する。
JTBBWTでは今後も映画産業や全国の自治体と連携し、地域に焦点を当てた映画への積極的な投資により、地域の活性化と人々の交流促進をはかる考え。今回の映画では出資企業各社と連携し、興行収入15億円の達成をめざすとしている。