JTBと粒子線がん治療患者支援センター、海外患者受け入れで提携

  • 2014年1月27日

 ジェイティービー(JTB)の海外の医療コーディネート部門であるジャパン・メディカル&ヘルスツーリズムセンター(JMHC)はこのほど、先端治療の重粒子線治療を希望するがん患者の支援事業をおこなう「粒子線がん治療患者支援センター」と提携した。提携により、北米、中国、ロシアなど海外のがん患者の受け入れ体制を強化し、患者の受け入れを本格的におこなっていく考え。

 JMHCは患者が治療を受けるために必要な治療以外の医療通訳や翻訳サービス、空き時間の観光や食事場所の案内などのコンシェルジュサービスを提供。さらに、医療滞在ビザ取得などの手続きや渡航手配をおこなうための体制も整備。海外へのプロモーションなども実施していく。

 また、中国市場ではJMHCが提携する北京21世紀病院や上海森茂診療所など、北京と上海市内の医療機関と連携して中国人患者などに向けたセミナーやWEBプロモーションを展開。2014年度は中国を含め世界各国から500人の相談受付をめざす。