日本航空、14年度は国内線で6路線復活、「地元と育てる」

  • 2014年1月23日

 日本航空(JL)は、1月22日に発表した2014年度の路線便数計画で、経営再建の過程などで撤退した国内線6路線の再開を盛り込んだ。路線は伊丹/松本、伊丹/女満別、新千歳/出雲、新千歳/徳島、中部/釧路、中部/帯広。いずれも使用機材はボーイングB737型機の予定。

 再開する路線についてJL執行役員で路線統括本部国内路線事業本部長の西尾忠男氏は、撤退後も航空を含めた他の代替手段が実現されていないことと、地元の要望が高いと説明。その上で、「再開するということは、二度と撤退しない」と強調し、「地元と一緒に路線を育てていく」と意欲を示した。

 まずは、6路線ともに夏の繁忙期に期間運航する。これにより認知度の向上をはかるとともに、市場の反応なども見ながら設定期間の拡大、通年化をめざしていく。

 また、撤退路線の復活以外でも、15路線で増便を実施。この中には、国土交通省の政策コンテストで山形県と共同で提案して選定された羽田/山形線の複数便化も含む。

 一方、羽田/新千歳線など8路線では減便を決めている。