JAL、羽田/ホーチミン、ロンドン就航へ-14年度計画、増便も
日本航空(JL)は1月22日、2014年度の路線便数計画を公表した。昼間時間帯の発着枠が傾斜配分となった羽田空港については、深夜早朝枠を使用してホーチミンに就航。昼間時間帯でもロンドン線を開設、シンガポール線とバンコク線をダブルデイリー化する。認可申請前だが、いずれも運航開始日は3月30日の予定。
国土交通省航空局では、昼間時間帯の発着枠配分に際し、JLの2016年度までを対象とする中期経営計画期間中は、新規路線の開設を「慎重かつ抑制的に判断する」との考えを示しているところ。羽田/ロンドン線はこれまでもブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の運航便をコードシェアしており、新規路線には当たらないこととなるが、ホーチミン線は完全な新規就航となる。
これについてJL代表取締役社長の植木義晴氏は、「羽田空港の昼間時間帯を除く新規路線の申請は抑制的な判断の対象外」であるとの考えを示し、「認可いただけるものと確信している」と強調した。
なお、羽田路線では新規就航、増便に加え、パリ線も運航機材を変更し、運航スケジュールも深夜早朝時間帯から昼間時間帯に移動。深夜早朝時間帯の便については、エールフランス航空(AF)の運航便をコードシェアして継続する。
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