年末年始、JAL・ANA国際線旅客4%増-LCCは利用率約9割に
▽LCCは内際ともに88%超、間際の取り込み強く
ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)のLCC3社では、国内線と国際線の合計で提供座席数が41万8680席となったのに対して旅客数は36万8869人となり、利用率は16.4%増の88.1%と9割近い結果となった。昨年12月13日に各社が発表した予約状況では予約数が30万1886人、予約率は71.7%で、ほぼ半月で約6万7000人の間際需要を取り込んだことになる。
会社別では、MMは国際線の旅客数が55.5%増の4万6604人、座席数が45.1%増の5万3280席で利用率は5.8ポイント増の87.5%。国内線も、旅客数が54.5%増の11万7925人、座席数が46.9%増の13万4280席、利用率は4.3ポイント増の87.8%と好調に推移した。
これに対してGKは国内線のみの運航だが、座席数は73.5%増の21万2400席となり、3社で最も多かった。旅客数も94.5%増の18万7457人とほぼ倍増し、利用率は9.5ポイント増の88.3%であった。
JWは運航を開始したばかりのため、国際線は旅客数が5821名、座席数が6120席、国内線は旅客数が1万1062名、座席数が1万2600席となった。ただし、利用率は国際線で95.1%と高い数値を残している。