年末年始、JAL・ANA国際線旅客4%増-LCCは利用率約9割に
日本航空(JL)と全日空(NH)の年末年始期間(2013年12月20日~2014年1月5日)の利用実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比4.1%増の76万219人となった。提供座席数は2.1%増の93万5823席、利用率は1.5ポイント増の81.2%。企業別では、JLは旅客数が3.2%増の42万6480人、座席数が2.5%増の51万4222席で利用率は0.5ポイント増の82.9%。NHは旅客数5.2%増の33万3739人、座席数1.6%増の42万1601席、利用率2.7ポイント増の79.2%となった。
方面別の旅客数では、北米線はNHが22.0%増と大きく増加した一方、JLは2.1%減と前年割れ。逆に欧州線はJLが13.1%増と2桁増、NHは10.9%減となった。このほか、低迷していた中国線でJLが12.5%増、NHが21.7%増と回復傾向が見られる。
また、利用率では、両社ともに中国以外は80%を上回っており、JLではグアムの88.8%、欧州の88.3%と高い結果に。韓国も85.4%増と平均を上回った。前年を下回ったのは東南アジア、オセアニア、ハワイで、東南アジアは5.5ポイント減となっている。
NHは北米の87.5%、ハワイの87.4%が高く、前年比では中国が8.1ポイント増と大きく改善。ただし、中国線はJLが78.1%であったのに対して65.6%と10ポイント以上の差が付いた。
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