春秋航空日本、新造機を公開-国内線で地域と協力、旅行会社活用も

  • 2013年12月27日

販路は直販メイン、グループ旅行会社など活用

春秋航空日本の王氏 販路については、自社のウェブサイトでの直販をメインにする予定で、約5割がウェブサイト経由になる見込み。王氏はウェブサイトの使いやすさなど利便性向上をはかっていくとした。また、オンライン旅行会社を含む旅行会社経由での販売も展開する考え。

 旅行会社については、同社のグループ会社である日本春秋旅行や、春秋国際旅行社を主に活用して販売する予定で、パッケージツアーの造成もおこなっていくという。グループ会社以外の旅行会社経由の販売については「計画中」とした。

 また、王氏は日中間の外交問題の影響について、両国間には「いろいろな問題はある」としながらも、「(中国人は)日本のサービスや観光資源、小綺麗なところに憧れがある」と説明。中国人のリピート率は高いとし、「そういったお客様を裏切らないよう頑張っていきたい」と語った。鵜飼氏も「中期的視点で展開しており、目先の動向はあまり意識していない」と話した。

 春秋航空日本の資本金は60億円。従業員は12月現在219名だが初便、就航時には250名まで増加する予定だ。株主は12月26日現在、全体の33.0%が春秋航空で、ベンチャーキャピタルのスカイスターファイナンシャルマネジメントが31%、パチスロメーカーの山佐が25%。このほか、ファンドとしてアイビスLCC投資事業組合が6%、春秋航空日本投資事業有限責任組合が3%、SMBCベンチャーキャピタル一号投資事業有限責任組合が2%となっている。

 なお、新造機や制服などの詳細は後日フォトニュースで紹介する予定だ。