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成田、中間決算は増収増益-通期予想は上方修正も、国際線は減少

  • 2013年11月13日

 成田国際空港(NAA)によると、2014年3月期連結中間決算(2013年4月1日~2013年9月30日)で、営業収益は前年比4.2%増の994億円だった。営業利益は15.5%増の233億円、経常利益は21.0%増の200億円、当期純利益は26.0%増の128億円となり、増収増益となった。

 空港運営事業では、営業収益が1.3%減の534億円、営業利益が14.6%増の70億円の減収増益だった。NAAによると、減収は国際競争力を高めるため国際線着陸料の引き下げなどをおこない空港施設使用料が減少したことが大きな要因になったという。営業利益は、減価償却費の減少や投資の抑制などで営業費用を18億円減らしたことで2桁増となった。

 航空機発着回数と航空旅客数、給油量は、尖閣諸島問題などの影響はあったが、オープンスカイ化や着陸料金の引き下げ、増量割引、ボーイングB787型機運航再開による新規就航や増便、本邦LCC2社の国内線就航などが奏功し増加。上期の発着回数は7.1%増の11万3000回、旅客数は7.3%増の1811万人となった。このうち、国際線は発着回数が1.5%増の8万9000回、旅客数が2.3%増の1561万人。国内線は発着回数が34.7%増の2万4000回、旅客数が54.1%増の251万人だった。

 リテール事業では、国際線外国人旅客や国内線旅客の増加、円安効果などで子会社の物販、飲食収入と一般テナントからの構内営業料収入が増加。営業収益が16.8%増の288億円、営業利益が19.9%増の87億円となった。施設貸付事業は貸付料割引措置の解消や駐車場収入などの増加で営業収益は3.1%増の157億円、営業利益は9.7%増の73億円。鉄道事業は成田スカイアクセスの線路使用料収入の増加などで、営業収益が3.2%増の14億円、営業利益が28.8増の3億円と増えた。

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