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バニラ・エア、全路線1000円、就航記念で1.3万席提供

  • 2013年11月1日

バニラエア代表取締役社長の石井知祥氏 バニラ・エア(JW)は11月1日15時00分、ウェブサイトを正式稼働するとともに、ウェブサイトとコールセンターで就航記念運賃の販売を開始した。記念運賃「わくわくバニラ」は、12月20日から順次就航する台北、ソウル、沖縄、札幌の4路線についていずれも片道1000円とした。販売期間は11月3日23時59分までで、搭乗期間は就航日から2014年3月29日まで。路線によって除外日を設けている。JW代表取締役社長の石井知祥氏によると、1000円で投入する座席数は合計で約1万3000席。

 JWでは、通常運賃の「コミコミバニラ」「シンプルバニラ」の2種類と、キャンペーン運賃の「わくわくバニラ」を設定しており、通常運賃は11月1日12時から販売。コミコミとシンプルの差は予約変更時の手数料や払い戻しの可否で、条件が厳しい代わりに運賃水準の低いシンプルの場合、最も安い札幌線で片道5500円から。沖縄は7500円から、ソウルは8000円から、台北は1万円からとした。

 ウェブサイトでは、分かりやすさ、使いやすさを工夫したといい、予約や購入に関する機能だけでなく、LCCの特徴、他のLCCとバニラエアの違い、初めての海外旅行に際しての注意点なども掲載。ホテルや空港バス、海外旅行保険、現地オプショナルツアーなども取り扱う。

 まずは日本語と英語のみだが、就航地の言語は今後すべて対応していく方針。通貨も、日本円だけでなく現地通貨、米ドルでの支払いを可能としていく。決済は、日本国内ではコンビニエンスストアでも受け付ける。

 また、航空券以外にも、提携するエイチ・アイ・エス(HIS)、さわやかプラス、ビッグホリデーの3社が旅行商品の販売を開始。さらに、ANAセールスが企画実施する「バニラエア・バケーション」も販売する。バニラエア・バケーションは例えば台北、沖縄の場合9800円から用意した。

 このほか、有料機内食も発表。コンセプトは“リゾート気分を盛り上げる「フライトごはん」”とし、「リゾート」、「リラックス」をテーマにメニューを提供していく。第1弾としては、例えば「海の恵み パエリア風ごはん」700円と「バニラエア特製とろ~りクリームパン」200円、「一家だんらんパンケーキ」500円を開発。クリームパンのカスタードクリームはバニラの香りが特徴という。

 なお、コールセンターは通常18時00分までだが、記念運賃の販売に伴って混雑が予想されるため11月1日に限り21時00分まで営業する。