旅行業倒産、7月は6件、負債は増加-宿泊業は7件
東京商工リサーチ(TSR)によると、7月の旅行業倒産件数は前年比2件減の6件で、負債総額は3.2%増の10億1700万円となった。TSRでは、前年よりも件数は減少しているものの、6月までの上半期の平均が4.5件であったことから、「必ずしも低いとはいえない」と分析。秋以降も予断を許さないとしている。
7月に倒産した旅行会社は、ビッグツアー、パーフェクトアイズ、エム・エス・プランニングなど。このほか、愛知県や佐賀県の小規模な会社の破産も発生したという。
このほか、宿泊業の倒産は件数が6件減の7件で、負債総額も22.0%減の16億8200万円となった。件数は上半期の平均が11.3件であったが、6月、7月と連続して7件となり、震災関連倒産が一段落して沈静化傾向にあるという。