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JAL・ANA、夏予約率89.4%、北米行き2ケタ増-LCCはピーチ好調

  • 2013年8月5日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2013年お盆期間(2013年8月9日~18日)の予約状況で、2社合計の予約率は前年比1.1ポイント増の89.4%となっている。予約数は2社ともに前年を上回り4.3%増の48万760人で推移。座席数は3.1%増の53万7749席を提供する予定だ。

 会社ごとの方面別予約状況を見ると、JLは米大陸、欧州、東南アジア、中国、台湾、ハワイがプラス成長。特に欧州が17.1%増、米大陸が15.6%増、ハワイが11.6%増と2桁の伸びを示した。日本発の需要が低迷する中国と韓国も、中国線が9.3%増となったほか、韓国も2.5%減に留まった。現地発の需要が好調という。

 予約率では、台湾が7ポイント増の95.0%と最も高かったが、それ以外でも90%を超える方面が多く、合計は0.9ポイント増の90.2%に。利用率が2番目に高かったのはハワイで4.3ポイント減ながら92.7%、グアムも4.8ポイント減の91.3%で3位に入った。


 NHも、JLと同様に予約数が好調なのは北米で15.9%増。ハワイも8.6%増となった。JLで17.1%増であった欧州は0.4%増に留まっている。また、アジア圏の方面はJLほど細かく開示していないが、中国は1.1%増と前年を上回り、その他のアジアは5.3%減となっている。

 全体の予約率は1.2ポイント増の88.4%で、方面別ではハワイが4.7ポイント減の93.1%で最も高く、アジアも3.6ポイント増の90.7%。北米や欧州は90%を割り込んだ。


 なお、日系航空会社としてJLとNH、およびLCC以外で唯一国際線定期便を運航するスターフライヤー(7G)は、北九州/釜山線の予約状況で提供座席数が0.5%減の5808席、予約数が49.0%増の3797人、予約率が21.7ポイント増の65.4%となっている。

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