JAL・ANA、夏予約率89.4%、北米行き2ケタ増-LCCはピーチ好調

  • 2013年8月5日

▽LCC3社、ピーチ好調-ジェットスターJは低めの予約率も「悲観していない」

 ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、エアアジア・ジャパン(JW)の3社では、各社とも積極的な事業展開を進めており、座席数は会社によって50%から336%増加している。

 利用率が好調なのはMMで、特に国際線では座席数が50%増、予約数が64%増となり、予約率は7.5ポイント増の87.9%となっている。国内線も10.8ポイント減と大きく落ち込んだが78.8%となった。


 また、JWの国内線も座席数50.0%増に対して予約数は51.4%増で、予約率は0.8ポイント増の83.0%。国際線は前年に未就航だったため増減はないが、利用率は73.0%となった。


 GKについては国際線を運航しておらず、国内線のみの予約率で23.4ポイント減の63.0%で推移。他社と比較して低い水準だが、GKでは座席数を336%増と大きく引き上げており、予約数も座席数の伸びに追いついてはいないものの218%増と3倍に増えていることから、「楽観はしていないが、悲観もしていない」という。


 なお、ゴールデンウィーク期間では、予約状況発表時から実際の運航までの期間に各社とも間際需要を多数取り込んでおり、例えば利用率の実績値が予約状況から10ポイント以上増加することも十分に考えられる。