会員増へ審査料を免除 全旅連シルバースター部会

 全旅連シルバースター部会(865軒)は7月3日、東京・平河町の都道府県会館で2013年度総会を開き、会員登録促進のため今年度について登録審査手数料1万円を免除することなどを決めた。来年度以降の審査料恒久無料化も検討していく。役員改選では多田計介部会長(石川県和倉温泉・ゆけむりの宿美湾荘)を再任した。

 シルバースター登録施設は事業廃止などにより、この1年に16軒減少した。一昨年の会長就任時に登録件数を950軒に拡大することを目標に掲げていた多田部会長も、今年の総会では「850軒を割らないように頑張りたい」と今が正念場との危機感を示していた。

 一方で多田部会長は、この1年で65歳以上の人口が104万人増加し3千万人を超えたことを紹介。高齢者対応の宿泊施設の拡充といった社会的要請や集客の手段としてのシルバースター部会の存在と方向性が間違っていないことを強調していた。

 シルバースター部会では13年度も(1)サンリオキャラクターによる誘客活動(2)楽天トラベルでの集客(3)地図サイト「マピオン」の活用-などに取り組んでいく。

 ハローキティグッズによる誘客キャンペーンは昨年度に続いて行っている。ハローキティをプリントした団扇、フェイスタオル、バッグの3アイテムを用意、会員に対しキャラクターグッズ付きの宿泊プランの造成など集客への活用を促す。

 また09年6月から楽天トラベルのウェブサイトで展開している「全旅連認定の人に優しい宿」のコーナーを通じた予約の拡大に取り組む。

 総会後にLCCのピーチ・アビエーションの井上慎一社長が講演した。

 

情報提供:トラベルニュース社