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カナダ、王道のナイアガラと生まれ変わるトロントで新しい旅の形を

  • 2013年7月18日

ナイアガラ・フォールズは永遠のデスティネーション ナイアガラ・フォールズはカナダを代表する観光デスティネーション。一生に一度は訪れてみたいと思う旅行者は今でも多い。一方、ナイアガラ・フォールズのゲートウェイとなるトロントは現在都市開発の最中で、5ツ星ホテルも続々オープンするなど都市観光としての魅力を増大させている。メイプル街道の一部としてトロント/ナイアガラはカナダの定番ルートのひとつ。ランデブー・カナダ2013(RVC2013)のファムツアーで、改めてそのルートを巡り、変わらぬ魅力と今後の展望を探った。


ナイアガラで豪快にアクティビティーを体験

毎週金曜日と日曜日の夜10時頃に花火が上がる ナイアガラ・フォールズは晴れ渡っていた。カナダ滝にもアメリカ滝にも、豪快に流れ落ちる滝壺に美しい虹がかかる。観光客が遊歩道から滝を覗きこみ、歓声を上げ、カメラのシャッターを押す。風向きが変わると、水しぶきが霧となって遊歩道を覆う。世界中の旅行者を魅了してやまないナイアガラ・フォールズの最大の魅力は、その圧倒的な自然への近さにある。

フォールズビュー地区ホテルからは滝が一望。シェラトン・オン・ザ・フォールズから さらに滝に近づくために、「ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ」を訪問した。文字通り、豪快に流れ落ちるカナダ滝のすぐ隣やその背後まで行くことができる。ここではポンチョは必須。入場時に渡されるので、用意していく必要はない。とはいえ、凄まじい勢いで落ちる滝のしぶきを簡易ポンチョでは防ぎきれず、写真を撮ったらすぐにトンネルに引き返す人が多い。

 滝壺に近づく方法としては定番の「霧の乙女号」もあるが、時間に余裕がない場合は、ビハインド・ザ・フォールズの方が手軽かもしれない。なお、霧の乙女号のオペレーターが2014年に変更になる。それに合わせて、キャパシティーも700名に増える見込みだ。

 ナイアガラ・フォールズを訪れる日本人は紅葉シーズンが多いが、春から夏にかけて楽しめるアクティビティーも多い。ナイアガラ・フォールズ観光局アジア太平洋地区国際ツアー&トラベルトレード・マネージャーのアナスタシア・ベラショワ氏は、「パッケージには組み込みにくいかもしれないが、オプションであれば、いずれも訴求力の高いプロダクトばかり」とアピールする。

ヘリコプターから望めば、滝の形成が一目瞭然 そのひとつがナイアガラ・フォールズを上空から見下ろす「ナイアガラ・ヘリコプターズ」。5人乗りのヘリコプターに乗り込み、約10分間の遊覧飛行が楽しめる。上空からだと滝の姿が一目瞭然。ヘッドフォンから聞こえてくる日本語音声ガイドに耳を傾ければ、滝の成り立ちもよく分かる。

 このほか、「ワールプール・ジェットボート・ツアー」を楽しみにしている人も多い。ナイアガラ川の激流に向かってジェットボートで突っ込む。激しくアップダウンしながら、水しぶきどころか、川の水をそのままかぶるアクティブなツアー。レインコートの貸出はあるものの、服はびしょ濡れ。5月初旬から10月中旬まで催行されるが、おすすめはやはり真夏。ファムで体験した5月では、やはりまだ寒く、下船後のホットチョコレートが欠かせない。