全旅、来年2月に「地旅博in和歌山」(2) 交流イベントで盛り上げ

 地旅博覧会in和歌山は14年2月10-13日の4日間にわたり行われる。うち10-11日は、和歌山市のコンベンション施設ビッグウェーブで交流イベント「弁才船(べざいせん)・北前船と日本の祭り」を開く。

現代の旅行会社の役割になぞらえ

イベントは、江戸期に日本列島をくまなく航路で結び、人や物の流れに大きな役割を果たした弁才船や北前船を現代の旅行会社の役割になぞらえた。地旅博覧会in和歌山実施本部長を務める池田社長は「弁才船や北前船は全国各地の物産を運んだだけではありません。文化を伝播する役割も担いました。その代表的なものが熊本県牛深市の牛深ハイヤ節をルーツとして、佐渡おけさや潮来甚句、阿波踊りなどに伝播していった各地の民謡や祭りです」。

 そのため、全国の特産品を一堂に集めた物産市をはじめ、会場に特設ステージを設けて祭りのパフォーマンスを披露。ステージでは、ご当地キャラクターや観光PRなども計画している。

 10日は前夜祭、11日は隣接会場で開かれる国内観光活性化フォーラムと併催する。「全国のANTA会員が集まり、お客様を連れて来られます。高野山や熊野古道の世界遺産10周年を記念して紹介するコーナーも設け、食事も販売します。近隣からは日帰りでお越しになられることも期待しています」と池田社長。

 (トラベルニュースat 13年6月25日号)

 

情報提供:トラベルニュース社