全日空、5月の国際線旅客は12%減、北米は好調

  • 2013年7月2日

 全日空(NH)の2013年5月の輸送実績で、国際線旅客数は前年比12.0%減の47万9535人となった。5ヶ月連続の前年割れで、特に4月と5月は2ヶ月連続の2ケタ減。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は6.9%増と拡大しており、これに対して旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は0.2%減となったため、利用率は5.0ポイント減の71.5%となった。

 方面別旅客数で、アジアが18.8減と大きく減少したのが全体に影響。欧州は1.2%減と微減に留まったほか、北米は9.5%増と1割近い伸びを示している。利用率でも、アジアが8.7ポイント減の64.0%、欧州が2.6ポイント減の71.8%、北米が3.0ポイント減の80.3%となっている。