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ANTA地方支部、新団体以降で積極展開(2) 会員増と組織改革/兵庫

 社団法人全国旅行業協会兵庫県支部(兒島武支部長)の支部解散報告会と一般社団法人兵庫県旅行業協会の第1回総会がこのほど、神戸市東灘区の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズで開かれた。

 支部で理事を16年間、専務理事を4年半、支部長を8年間務めた兒島支部長は「新会長を中心に兵庫県が活性化し、会員の皆さんがプラスになる組織運営をお願いしたい」とあいさつ。

 新団体の第1回総会では会長に世良純一さん(スカイウェイ)を選出。副会長に山口嘉幸さん(ハート)、大西洋平さん(大西洋ツーリスト)、専務理事に中塚裕博さん(三洋航空サービス)を選んだ。

 世良会長は、新団体の呼称を「県旅協」と提案し、承認された。また「1社では話しにくいことでも多くの人数が集まった組織になると、いろんなところへ話を持っていきやすくなる」と話し、現在の187会員から200会員に増やす考えを明らかにした。

 さらに新団体について「こうすればいい組織になると思うことをどんどん言ってほしい。会員の皆さんにはアンケートをお送りするので、思ったことを書いて返信してほしい」と語り、会員が求める組織づくりを行うとし、協力を求めた。

 今年度事業は観光事業の発展に寄与することを目的に、会員相互のコミュニケーションを図り、旅行業務の利益と利便の促進を行うための事業を行う。

 支部の事業会社であるHATA(兒島武社長)の株主総会も開かれた。兒島社長は、2012年度は広告事業が横ばいで保険事業と物販販売事業も不振であったものの、HATAが全旅兵庫営業所を兼ねていることから全旅からの分配金が増えており営業実績は前期並みと報告。そのため「今期は余剰配当金を実施する」と語った。

 今年度はクーポン利用会員の増加やJALなどの旅行商品販売促進を目標とし、事業の収益向上を図る。

 受入施設で組織するくすのき会(木下紘一会長=ホテルニューアワジグループ)通常総会では木下会長を再選し、セールス会や合同研修、情報交換を行うことを決めた。


情報提供:トラベルニュース社