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ニューヨーク、マンハッタン周辺地区への誘客強化-セミナー開催

  • 2013年4月14日

NYCCツーリズム・ディベロップメント・ヴァイス・プレジデントのマキコ・マツダ・ヒーリー氏  ニューヨーク市観光局(NYCC)はこのほど都内でトラベルセミナー・ワークショップを開催した。セミナーではNYCCツーリズム・ディベロップメント・ヴァイス・プレジデントのマキコ・マツダ・ヒーリー氏が日本市場について説明。2012年の日本人訪問者は31万8000人(速報値)となり、3年連続で増加したと紹介した。

 同氏によると、パッケージ、FIT、MICEを含むグループのすべての分野で日本人訪問者は増加しており、日本人訪問者の現地消費額についても2011年実績で前年比63%増を記録するなど好調に推移。ヒーリー氏は「(ニューヨークで)ビジネスをつかむチャンス」と強調した。

 今後は日本市場の拡大に向けて、マンハッタン周辺のブロンクス、ブルックリン、クィーンズ、スタッテン島への誘客と観光素材の多様化に力を入れていく考え。その取り組みのひとつとして、NYCCのウェブサイトに加えて、新たに周辺地区を紹介するために情報を取りまとめたツール「NYC Neighborhood Tool Kits」を開発。マンハッタン以外の情報を提供することで、市場の裾野を広げていく。

 また、ヒーリー氏は「周辺地区にも観光素材は多い」とアピール。例えばリバティー島ではハリケーンの影響のために閉鎖されていた自由の女神が今年7月4日に再オープンするほか、スタッテン島では世界最大の大観覧車が2015年にオープンする予定だ。

 ニューヨークホテル開発も進んでおり、客室数は現在の9万2000室から2014年には10万室に増加する見込み。しかし、全体の訪問者数も増加していることから、ヒーリー氏は、早期予約、予約エリアの拡大、予約しやすい日の選択を呼びかけた。特に今年7月のMLBオールスターゲーム、来年2月のNFLスーパーボール、来年夏のフォーミュラー1などのイベント時期でのホテル予約には注意が必要だという。

 なお、セミナーとワークショップにはサプライヤー13社が参加。それぞれ最新情報を紹介するとともに、ニューヨークへの送客を呼びかけた。

※訂正案内(編集部 2013年4月17日 17時53分)
訂正箇所:第4段落第2文
誤:例えばスタッテン島では、ハリケーンの影響のために閉鎖されていた自由の女神が今年7月4日に再オープンするほか、世界最大の大観覧車が・・・

正:例えばリバティー島では、ハリケーンの影響のために閉鎖されていた自由の女神が今年7月4日に再オープンするほか、スタッテン島では世界最大の大観覧車が・・・