マリアナ、12年は15万人台に回復-オフ期強化で予算投入へ
マリアナ政府観光局(MVA)によると、2012年の日本人訪問者数は前年比6.7%増となり、15万人を超える規模となった。4月10日には東京でセミナーとワークショップを開催し、ワークショップには18社・団体が出展。この場でMVAは、中国と韓国の市場拡大が著しいものの日本市場は現在も最大であるとし、今後も引き続きプロモーションを展開して訪問者の取り込みをはかる方針を強調した。
特に、2013年は4月にホテル宿泊税が10%から15%に値上がりし、その税収で観光プロモーションを強化する策を取ることが決まっているところ。日本にも数十万ドル規模で予算を投じるといい、詳細は決定していないものの、オフ期を中心にパッケージツアーやグループの販売支援をおこなうという。
また、「手つかずの自然」や「受け入れ態勢」、「アクティビティ」、「文化体験」、「近さと現地での移動」、「恵まれた気候条件」などをテーマにサイパン、テニアン、ロタの各島について基本情報を中心に紹介。このほか、現地の最新情報として、頂上からサイパンの全景を一望できるタポチョ山で展望台が回収され、手すりや階段が整備されたことなども伝えた。
さらに、毎年夏休みを中心に展開している「こども天国キャンペーン」の実施計画も説明。今年も「サイパンだ!」のリュックを提供する予定ですでにデザインも決定し、準備を進めているという。
なお、セミナーではMVAに続いてデルタ航空(DL)、ユナイテッド航空(UA)、アシアナ航空(OZ)とワークショップに出展したホテル各社もプレゼンテーションを実施。ホテル各社によるプレゼンテーションをセミナーに盛り込んだのは今回が初めてという。