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パークハイアット・アビアラ、JLのSAN線で誘客強化、MICEも期待

  • 2013年4月8日

(右から)セールス&マーケティング・ディレクターのジェイソン・マクラフリン氏、ビジネス&レジャー・セールスマネージャーのジーン・スモールウッド氏 パークハイアット・アビアラ・リゾート・ゴルフクラブ&スパは、日本航空(JL)のサンディエゴ線就航を受けて日本市場からの誘客を強化する。このほど同ホテルとしては初めて、セールス&マーケティング・ディレクターのジェイソン・マクラフリン氏とビジネス&レジャー・セールスマネージャーのジーン・スモールウッド氏がセールスミッションとして来日。旅行業界誌の取材を受けたほか、旅行会社など関係各所を訪問する予定だ。

 パークハイアット・アビアラは、客室数329室で2010年まではフォーシーズンズホテルが運営していた。客室は50平方メートル以上の広さで、全室にバルコニー、バスタブ、シャワーブースが付く。日本語を話すスタッフを雇用しているほか、和朝食にも対応可能だ。

 また、ゴルフコースもサンディエゴで1番、全米で38番と評価されているといい、キャロウェイやテーラーメイドなど著名なゴルフ用品メーカーの本社が車で5分程度の距離にあることから、これらの会社を訪れてオリジナルのゴルフクラブを作った後にそのままラウンドするパッケージなども用意している。

 このほか、レゴランドやシーワールド、サファリパークなどに近いこともあり、ファミリー層の対応も充実。例えばゲームルームやキャンプ体験などを用意している一方、プールを大人専用のものとファミリー用に分けるなど双方に配慮している。

 さらに、一般的な他のパークハイアットと比較して宴会・会議に強いことも特徴。宴会・会議場は18室設けており、1万2000平方メートルのぼーるルームを含めて、合計面積は3万3000平方メートルに達する。

 こうした特徴を活かし、日本市場ではレジャー、業務渡航、MICEの取り込みをはかる。ハイアット・ホテルズ・アンド・リゾーツ日本地区営業本部長の松尾茂氏は、「レジャーがメインになると思う」としつつ、「MICEのキャパシティは新しいベニューとしてアピールできる」と期待を示した。

 今後は、サンディエゴ市がJL便を活用することで日本人訪問者数を毎年10%ずつ増加していく方針を示しているといい、同リゾートとしても日本人宿泊数を10%ずつ引き上げることを目標に掲げる。まずは認知向上に向け、JLの機内誌で紹介される予定があるほか、ゴルフ雑誌とのタイアップなどに取り組んでいく考えだ。