JATA旅博、ツアー販売可能に-来場者13万人めざす
日本旅行業協会(JATA)はこのほど、9月12日から15日にかけて開催予定の「JATA旅博2013」について概要を決定し、会場内で募集型企画旅行の販売を可能とした。会場内に専用のスペース「トラベルバザール」を設け、旅行会社が消費者にツアーを直接販売できるようにする。会場内での販売は、2004年にも試行したが価格競争が過熱するなどトラブルが発生したため、以降は禁止していた。
トラベルバザールは一般消費者が入場できる9月14日と15日に開催。販売可能なものは海外と国内の募集型企画旅行のみで、JATA広報室によると旅行会社が価格ではなく企画力で競う場としたい考えだ。販売に関するルールづくりは今後の検討事項だが、募集型企画旅行の宿泊プランも対象外となる見込み。
トラベルバザールは従来の展示スペースとは別に100コマ分を用意。1社1コマとして最大100社まで収容できる計算となり、JATAでは中小旅行会社の参加意欲を喚起するため、専用の出展料も設定する考えという。「展示スペースへの出展とセットが基本」だが、JATA会員についてはトラベルバザールのみの出展も受け付ける。
次ページ>>▽旅博、正式名称変更-アウト・イン・国内の旅行総合イベントへ