ANAセ、13年上期は31%増の13.3万人めざす-外航利用商品を拡充

  • 2013年2月6日

 ANAセールスはこのほど、2013年度上期の海外旅行商品を発表し、1月16日から順次販売を開始した。海外旅行では全日空(NH)以外の海外航空会社を活用した商品を増強するとともに、ヨーロッパ、アメリカ、ハワイを中心にコース数を拡充。「ANAワンダーアース」「ANAハローツアー 感動の旅」「ANAハローツアー」の3ブランド計で前年から485コース増の1335コースとした。

 また、ヨーロッパやアメリカ、ハワイ、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、インドの東南アジア方面の参加者に対し、国内線乗継を無料にするなどの施策も実施。ダイナミックパッケージを含む販売目標は前年比31%増の13万3000人、海外旅行事業の取扱高は26%増の296億円をめざす。
 
 上期は海外航空会社の取り扱い数を増加。2012年度は5社で27コースを設定していたが、2013年度は新たにウズベキスタン航空(HY)、エミレーツ航空(EK)、トルコ航空(TK)、マカオ航空(NX)、南アフリカ航空(SA)、オーストリア航空(OS)、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)の7社を追加し、12社利用、全80コースとした。OSとLXについては今後期中商品としてツアーを発売する予定だ。
 
 また、添乗員同行周遊ツアーを拡大し、シニア層への取り組みを強化。ANAワンダーアースとANAハローツアー感動の旅で合わせて35コース増加し、85コースとした。
 
 ブランド別では、ANAワンダーアースで21コースを展開。同ブランドはアクティブ・シニアなど旅慣れた旅行者を対象に、「期間限定」「特別公開」「世界遺産」などのキーワードをテーマに商品を設定。第1弾は昨年12月に発売済みで、21コースを展開。第2弾は3月に発売する予定だ。また、ANAハローツアー感動の旅では全64コースを設定。新規デスティネーションとして、TK利用のトルコ、SA利用の南アフリカ共和国、ジンバブエ、ボツアナ、EK利用のモロッコを設定した。また、2名催行保証のコースを20コース増やし、39コースとした。
 
 ANAハローツアーでは、ヨーロッパ、アメリカ、ハワイを中心にコース数を拡充。12年の800コースから1250コースへと増やした。また、アメリカ方面ではユナイテッド航空(UA)の成田/デンバー線など新規就航を記念したツアーを用意。ハワイ方面では新たに夏休みの家族旅行をターゲットにしたツアーを企画していくとした。
 

▽海外DP、OSとLXの取り扱い開始
 
 また、海外ダイナミックパッケージ(DP)では、スターアライアンス加盟航空会社のUA、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)に加え、4月からOS運航の成田/ウィーン線、LX運航の成田/チューリッヒ線を用意。また、アジアでは女性に人気が高いプーケット島、サムイ島、チェンマイ、シェムリアップ、ビンタン島、セントーサ島の6都市を新規設定。これにより、DPで利用できる都市数は88都市となった。
 
 さらに、宿泊施設の取扱いを3,5倍の700軒を拡充することで利便性向上をはかった。加えて、UA利用でグアム方面へ出発する国内の設定空港も増加。新千歳、福岡、仙台、沖縄、広島、岡山の6空港を追加した。

 なお、方面別の取扱目標人数は下記の通り。