ビッグホリデー、エアアジア・ジャパン利用ツアー開始、ホールセールも

  • 2013年1月30日

 ビッグホリデーはこのほど、エアアジア・ジャパン(JW)を利用した成田発着のパッケージツアー「エアアジアホリデー」を発売した。同社がJWを使ったパッケージツアーを販売するのは今回が初めて。すでに東京発札幌、福岡、沖縄行きの3種類の販売を開始しており、2月上旬には札幌、福岡、沖縄発東京行き商品を発売する予定。今年中にはソウルや釜山を含む、JWの全路線を対象に商品化していく計画だ。

 ビッグホリデーによると、JWのターゲットである、飛行機を利用せずにバスなどで旅行をする層が、ビッグホリデーが強みとするスキーのバスツアーの顧客層と一致したことが、パッケージツアーの造成につながった。また、ビッグホリデー側にとっても商品ラインナップの拡充がはかれるというメリットがあるため、今回商品化に至ったという。発売2週間で1200名以上の予約があり、特に札幌、沖縄が好調に推移。今後の予約にも期待できるとした。

 ツアーでは15kgまでの受託手荷物料金を料金に含めるとともに、取消料についても21日前以前の解除は無料とした。ビッグホリデーによると、JW側と一連のレギュレーションについて協議し、パッケージツアーに適した形に変更するなど調整をおこなったという。

 商品は自社販売に加え、京成トラベルなど旅行会社へのホールセールもおこなう。また、同社ではLCC利用のパッケージツアーについて認知向上が必要との考えから、京成電車で車内吊り広告や駅貼り広告をおこなうなど告知活動を強化。露出を増やすことで販売増につなげたい考えだ。

 また、チェックインが出発45分前である点や、受託手荷物が15kgを超える場合は超過料金が発生する点など、LCCならではの特徴を利用者に説明する必要があるとの考えから、店頭スタッフの教育も実施。同社の営業が販売店を訪問し、店頭スタッフに説明するなど活動をおこなうとともに、説明マニュアルも作成。同社の予約センターでも説明を実施しているという。

 ツアーの設定期間は2013年1月から3月まで。札幌の日帰りを除き全て1泊2日のツアーで、申し込みは出発前日から5日前まで受付する。旅行代金は、成田発往復基本便、基本ホテル利用の場合、札幌、小樽、定山渓が8800円から2万9800円、福岡、博多、小倉が9800円から1万9800円、沖縄、那覇、本島リゾートが1万800円から2万4800円とした。


※訂正案内(2013年1月31日 11時40分)
ビッグホリデーの社名を誤って表記しておりました。
訂正し、お詫び申し上げます。(編集部)