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ニューヨーク、12年の観光客数5200万人、過去最高に

  • 2013年1月10日

 ニューヨーク市観光局によると、2012年にニューヨーク市を訪れた国内外からの観光客が前年比2.1%増の約5200万人となり、過去最高を更新した。これにより、昨年に続いて全米で最も観光客数の多い都市となった。2012年は米国東部をハリケーン「サンディ」が襲い、空港の閉鎖や停電などが発生。観光への影響も懸念されたが、国内外ともに予想を上回る増加となったという。

 観光客数の内訳は、海外からが1100万人、国内が4100万人の推計。外国人観光客の割合は、2006年には28%であったところが33%となり、過去最高を更新した。特に伸び率が高かったのはブラジル、中国、アルゼンチンなど新興市場で、いずれも3倍以上増加した。

 また、ホテルの稼働率は新ホテルの開業もありながら87%となり、全米1位を維持。延べ宿泊数は1.09%増の2900万泊となった。現在の宿泊施設の総客室数は9万1500室。

 なお、ニューヨーク市では2015年までに年間5500万人の観光客誘致と年間700億米ドル(約6兆1000億円)の目標を掲げているところ。2012年の経済効果は、直接消費の推定額369億米ドル(約3兆2000億円)を含めて553億米ドル(約4兆8000億円)の推定だ。