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JAL・ANA、年末年始の海外旅行は5.4%増に、利用率は80%

  • 2013年1月7日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の年末年始(2012年12月21日~2013年1月6日)の利用実績で、2社合計の搭乗者数は前年比5.4%増の72万4718人となった。座席数は6.2%増の90万5920席で、利用率は0.6ポイント減の80.0%。12月14日に両社が発表した予約状況と比較すると、搭乗者数が2.5%増、座席数が0.3%減、利用率が2.2ポイント増となっている。

 会社別では、JLは搭乗者数が4.1%増の40万4681人で、座席数は3.2%増の49万980席。利用率は0.7ポイント増の82.4%となった。方面別では、旅客数が米大陸で24.5%増、東南アジア線で13.9%増と大きく伸びたほか、欧州線も9.9%増となった。


 一方、NHは搭乗者数が7.2%増の32万37人と増えたものの、座席数を10.0%増の41万4940席と供給量を拡大しており、利用率は2.0ポイント減の77.1%。方面別ではJLと同様、北米が好調で31.3%増となったほか、欧米が22.4%増。ハワイも9.2%増となっている。

 なお、尖閣問題の影響が懸念された中国は、旅客数がJLで0.6%増、NHで4.7%減となり、利用率はJLが5.8ポイント減の72.1%、NHが9.0%減の58.8%となった。