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国際線保安検査、「接触検査」実施へ-10月から無作為選択

  • 2012年9月13日

 国土交通省は10月1日から、空港の国際線保安検査場で接触検査を実施する。無作為に選択した一定割合の旅客に対しておこなうもので、原則的に旅客と同性の保安検査員が手袋を着用して実施するなど配慮。男性検査員が女性を検査することはないという。

 国交省では、2009年12月の米国航空機爆破テロ未遂事件で、金属探知機による保安検査で検知できない化学物質が爆薬として使用されたこともあり、保安検査場の混雑などに留意しつつ、適切な検査方法について検討してきていたところ。

 国際的にも、国際民間航空機関(ICAO)が非金属の爆発物などを検知する検査方法の一つとして接触検査をおこなうようマニュアルを定めており、日本でも航空機テロなどの脅威に対する抑止力向上のため導入を決めたという。