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UNWTOアジア太平洋センター、奈良市へ移転

 世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センターが今秋、奈良市に移転する。8月31日に奈良県の荒井正吾知事が誘致を表明した。

 同センターは現在、大阪市住之江区のATCに設けられている。移転は大阪府と大阪市が支援を打ち切ったことが背景にある。今後、奈良県が9月議会で補正予算を組み、同センターの機関決定を経て正式に決まる。関係者は「順調にいって11月半ば。年内には移転したい」としている。

 移転先は、奈良市のJR奈良駅前のビルが予定されている。

 UNWTOは国連の専門機関の一つ。155カ国・6地域が加盟し、観光分野における世界最大の国際機関。本部はスペインのマドリッドで、アジア太平洋センターは1995年、28カ国・2地域を管轄するアジア唯一の地域事務所として開設した。

 
情報提供:トラベルニュース社