インタビュー:ツーリストエキスパーツ 高木英二氏
旅行者とのコミュニケーションで「ファン」増やす
添乗員として企画や販売のサポートも
-今までの経験を踏まえ、旅行会社に求めるものは
旅行の現場をよく知っているのは添乗員。添乗員の目線から旅行会社に提案し、商品の改良に役立ててもらいたいと思っています。KNTのヨーロッパ商品造成チームとは定期的にミーティングを実施していますが、そうした機会を増やし、企画側に提案していきたいですね。現場を知るからこそ、売れる商品作りができるのではないでしょうか。
提案が商品に反映された例もあります。2012年上期のヨーロッパ商品では、ドイツのローテンブルク城壁内ホテル確約のツアーで、希望者には夕食後、ライトアップされたローテンブルクの街を案内する、という一文を入れてもらいました。観光客があまりいない静かな夜、ライトアップされたローテンブルクの街を巡るのは中世の雰囲気が味わえるため、ぜひお客様にご案内したいところです。今までも希望者を募って案内をしていましたが、旅行中にチャンスは1度きりということもあり、皆さん必ず参加されています。
-今後の抱負は
自分のファンがいる限り、添乗は続けていきたいと思っています。64歳という年齢もあり、時差などで体が辛いこともありますが、職場に出るとスイッチが入り、元気になります。マイクを持つと「現場に立っている」という実感がわきます。
これからも、とにかく自分のファンを増やし、ホリデイにどんどんお客様を送客する。また、KNTの営業と一緒になって旅行商品を企画し、今までの添乗経験を生かしながら、他社に勝てる企画が立てられるよう、努力していきたいと思っています。
-ありがとうございました