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エミレーツ航空、ラマダン時刻計算ツール開発-特別機内食も

  • 2012年7月31日

 エミレーツ航空(EK)は、断食月「ラマダン」の開始に向け、飛行中でも断食の時刻が正確に算定できる独自のツールと、断食をおこなう乗客向けの特別機内食を開発した。

 時刻算定ツールは、イムサク(断食開始)とイフタール(断食明け)の時刻を正確に算定できるもので、EKによると業界初の試み。EK全便に搭載する。飛行地点の経緯度と高度を計測し、飛行中でも高精度で正確なラマダン時間を算出可能だという。

 また、特別機内食として、断食終了直前の時刻にドバイを出発する便の乗客には、搭乗ゲートで小さなスナックボックスを、機内で断食を終える乗客には大きなミールボックスを配る。全クラスでほぼ同様のメニューを提供する。

 さらに、ラマダン期間中に湾岸地域で放送されるアラブ系TVドラマシリーズ2種類を機内エンターテイメントのチャンネルリストに追加する。対象機材は、エアバスA380型機とボーイングB777型機の全便と、エアバスA330、A340の一部とした。