サービス連合、労働時間削減めざし新目標-最低賃金見直しも

  • 2012年7月25日

▽産業別最低保証賃金の見直しも実施

 また、定期大会では産業別最低保障賃金の見直しを実施。今までは法定の地域別最低保障賃金に約100円を上乗せした額を統一基準としてきた。しかし、08年の改正最低賃金法施行などで地域別最低保障賃金が大幅に引き上げられたことや、地域により100円上乗せ分の比重に差異があると指摘が上がったことから、一律額ではなく一定の割合で上乗せするよう統一基準を変更すると決定。13年春闘から、産業別最低保障賃金は法定の地域別最低保障賃金に10%上乗せして設定する。なお、算出した基準が12年春闘の基準を下回った場合は、12年春闘の水準で設定するものとした。

 このほか、行政側の観光政策に関して、政策制度の要求と実現に向けた取り組みの強化をはかる。13年度から本部と各地連で実施していく方針だ。観光政策の基本方針と政策制度要求のための骨子の策定や、本部と地連の連携強化、政策制度要求の体制強化をめざす。サービス連合単独での交渉や懇談機会を年1回以上設定するよう取り組む。また、組織拡大についても未組織対策を重点に置き引き続き展開していく考えだ。