ブータン、12年前半の日本人観光客数は145%増-第1位に

  • 2012年7月8日

 ブータン政府観光局によると、2012年1月から6月までの日本人観光客数累計は、前年比145%増の3587人となった。2011年1年間の日本人観光客数は3943人であったことから、半年で前年の91%を達成したことになる。円高の追い風に加え、昨年11月にブータン国王夫妻が日本を訪問したことを契機に、日本でブータンへの関心が高まっていることが増加の要因との見方だ。

 また、ブータン政府観光局では需要の高まりを受け、日本市場への対応を強化。国営のドゥルクエアー(KB)のフライトスケジュールを改善し、羽田からのアクセス利便性の向上をはかった。さらに、日本語ウェブサイトやFacebookの開設、日本人担当者の配置も実施したことで、一定の成果が得られたとの考えだ。

 ブータンへの外国人観光客全体では、12年1月から6月までの累計は32%増の1万8548人。日本は今まで1位だったアメリカを上回り、第1位となった。第2位はアメリカで2463人、第3位はタイで1636人。上位5位内で日本で次いで伸び率が高いのは、第4位の中国で87%増の1592人となった。