アリタリア、座席など大幅改善、さらなる増便可能性も

  • 2012年7月4日
AZ営業兼顧客サービス担当上級副社長のマルコ・サンサヴィーニ氏

 アリタリア-イタリア航空(AZ)は7月3日、旅行業界関係者を招いてレセプションを開催し、プレミアムエコノミークラス「クラシカ・プラス」の新規導入などAZが取り組んでいるプロダクトやサービスの改善をアピールした。

 AZ営業兼顧客サービス担当上級副社長のマルコ・サンサヴィーニ氏は、「保有する約150機のうち44機は新造機で、残りも年内に内装をリニューアルし終える」と説明。古い機材の退役も進めており、「(2013年1月時点で)平均機齢は6.5年で航空業界でも最も若い水準を実現する」という。日本路線でも新しい内装を導入済みで、すでに全便でクラシカ・プラスを含む新型シートを利用可能だ。

 また、2009年は73.7%であった定時運航率も2012年は5月までに「欧州系航空会社で3位」という91.0%を達成。正常運航率も99.9%となったほか、旅客1000人あたりの荷物の遅延や紛失の発生率も2009年の18.2個から5.6個に減少。顧客満足度も2009年から2011年にかけて74.0%、80.5%、82.4%と上昇した。こうした改善を踏まえサンサヴィーニ氏は、「AZはイタリアを訪問する上で最良の選択肢となった。AZでイタリアにお越しください」と呼びかけた。

 レセプションではこのほか、AZアジア太平洋統括副社長のジャンルカ・テスタ氏が日本市場向けのサービスとして、機内での日本語通訳サービス、年間2万組が搭乗するというハネムーナー向けのハネムーンミールに加え、ローマ空港での日本語の個人アシスタントサービスを近日中に開始すると案内。

 新サービスは、到着時に入国審査で特別ゲートを利用でき、荷物もアシスタントがピックアップまで手伝うほか、乗り継ぎ時のゲートへの移動や出発時の買い物なども幅広く手伝うもの。追加料金を支払えばエコノミークラスを含む全クラスで利用可能という。