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トルコ航空、デイリー化で旅客数が供給上回る伸び-夏予約も好調

  • 2012年7月2日

TK大阪支社長のハリル・ギュナイ氏(中央)、関西空港支店長のアフメット・ジャン・アクブガ氏(右)、旅客営業部セールスマネージャーの堀直美氏(左)  トルコ航空(TK)大阪支社長のハリル・ギュナイ氏は、6月15日に大阪開催した旅行業界向けイベント「Turkish Thanks Night」にあわせ、本誌らのインタビューに応えた。TKは夏期スケジュールから成田線と関空線をデイリー化しており、関空線については「座席供給数が35%増となったが、旅客数は40%増と供給を上回った。結果として非常に成功」と評価。7月、8月の予約状況も「非常に良い状況で進んでいる。9月もこれから伸びると期待している」という。

 現在、TKではトルコへの旅客以外にビヨンド需要の取り込みも力を入れており、今夏からのデイリー化もその需要獲得を視野に入れたもの。現在、TK日本路線のうち45%が乗継客だという。特に、スペイン、フランス、イタリア方面への乗継需要に力を入れており、44%が欧州行きで占めている。なかでも日本からオフラインであるスペインについては「最重要デスティネーション」と位置づけ、プロモーションを実施中。ただし、「季節によってはイタリアのプロモーションも考えられるのでは」と、今後の可能性にも言及した。

 さらにギュナイ氏は「TKは6年前からヨーロッパはもちろん、アフリカなどネットワークを広げている」とTKの成長をアピール。「ネットワークをもっと使っていきたい」と述べ、さらなる需要の取り込みに意欲を示した。