12年の「行きたい」渡航先はイタリア、11年の「行った」1位は韓国

  • 2012年6月19日

 一方、2011年に実際に「行った」旅行では、渡航率1位となったのは4年連続で韓国。渡航率は23.6%で、過去4年間で最高の数値となった。同行者別カテゴリーでも、ファミリー(親連れ家族)、夫婦、カップル、友人、一人旅の分野でいずれも1位となっている。次いで2位がハワイ(オアフ島以外)で11.8%。ファミリー(子連れ家族)、ハネムーンで1位となったほか、ファミリー(親連れ家族)、夫婦、カップルでも2位となっている。伸び率では韓国が2.8ポイント増と最も多く、次いでシンガポールが1.1ポイント増。エリアブロック別では東南アジアが1.8ポイント増と他エリアよりも大きく伸びている。

 渡航先満足度では、1位が東ヨーロッパ諸国、2位がその他西ヨーロッパ諸国、3位がアメリカ東部とトルコが同率で並んだ。5位がアメリカ西部、6位がイタリア、7位がドイツとスペイン、9位がオーストラリア、10位がハワイ(オアフ島)とフランスで、アジア圏のトップは13位のシンガポール。韓国は17位だった。

 また、羽田出発の海外旅行については、関東居住者の成田空港利用率は79%で、羽田空港は35%。東京、神奈川、埼玉、群馬では半数以上が羽田空港のツアーを希望しており、羽田発着ツアーの希望者のうち69.8%は5000円までの価格差を許容している。

 このほか、円高については2011年に海外旅行をした63.8%が円高の恩恵を実感。円高を感じ始めるのは平均で1ドル85.7円となり、1ドル82.2円で「円高を理由に海外旅行を検討する」人が多かった。一方、円安だと感じ始めるのは平均で1ドル104.9円、円安を理由に海外旅行の検討をやめるのは1ドル平均119.7円だった。