JATA、新役員体制-政策検討特別委員会新設、委員長にJTB田川氏
日本旅行業協会(JATA)は6月14日、第56回定時総会を開催し、新役員体制を発表した。会長はワールド航空サービス代表取締役社長の菊間潤吾氏が就任。副会長にはジェイティービー(JTB)代表取締役社長の田川博己氏、近畿日本ツーリスト(KNT)代表取締役社長の吉川勝久氏が就いた。理事長は中村達朗氏、業務執行理事は長谷川和芳氏がそれぞれ再任された。
また、委員会として「政策検討特別委員会」を新たに設置。委員長にはJATA副会長の田川氏が就任し、国内、海外、訪日各推進委員会をはじめ、委員会がそれぞれ共通で持つ横断的なテーマを取り扱っていく予定だ。
今後の方針や詳細は22日に開催する三役会議で話し合う。田川氏は「質の高い、価値のある旅行をどう取り上げていくかが旅行会社の仕事」とし、そのために旅行会社の意見や課題を取りまとめ、国土交通省や観光庁などに要望を出していきたいとした。また、旅行業界従事者の労働環境改善などについて、サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)と話し合いの場も設けたい考え。サービス連合副会長の渦古隆氏も「カウンターパートとして意見交換をしていければ」と意欲を示した。
新役員体制については下記の通り。
▽JATA新役員体制
【会長】
菊間潤吾氏/ワールド航空サービス代表取締役社長(※代表理事)
【副会長】
田川博己氏※新任/ジェイティービー代表取締役社長(※代表理事)
吉川勝久氏/近畿日本ツーリスト代表取締役社長(※代表理事)
【理事長】
中村達朗氏/日本旅行業協会理事長(※代表理事)
【理事】
石川邦大氏/トップツアー代表取締役社長
神應昭氏/名鉄観光サービス代表取締役社長
古木康太郎氏/グローバルユースビューロー代表取締役会長
生井一郎氏/阪急交通社代表取締役社長
林田建夫氏/エヌオーイー代表取締役社長
原優二氏/風の旅行社代表取締役社長
東良和氏/沖縄ツーリスト代表取締役社長
平林朗氏/エイチ・アイ・エス代表取締役社長
丸尾和明氏※新任/日本旅行代表取締役社長
長谷川和芳氏/日本旅行業協会事務局長(※業務執行理事)
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