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ザ・レヴェリー、ホーチミンでナンバー1のホテルに-LHWにも加盟

  • 2012年6月13日

右から)WMCグループ最高経営責任者のアンソニー・キン・チュオン氏、ザ・レヴェリー・サイゴン総支配人のデイビッド・アンドリュー・ヒル氏  ベトナムのホーチミンに2013年第2四半期、「ザ・レヴェリー・サイゴン」がオープンする。これにあわせ、先ごろ、同ホテルの運営会社であるウィンザー・プロパティ・マネジメント・グループ・コーポレーション(WMCグループ)最高経営責任者のアンソニー・キン・チュオン氏と、同ホテル総支配人のデイビッド・アンドリュー・ヒル氏が来日。ヒル氏は「客室、プロダクト、サービスのすべてで、ホーチミンで1番のラグジュアリーホテルとなる」と、アピールした。オープン後にはザ・リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)に加盟する予定だ。

 ザ・レヴェリーは総客室288室で、そのうちスイートが49室。80室のサービス・アパートメント・ルームも備える。リテールショップや5つのレストラン、オフィス、スパなども入居する複合施設となり、11室のトリートメントルームのあるスパや市内最大の宴会場も設置する計画だ。ホーチミンの目抜き通りであるドンコイ通り沿いに位置し、レストラン街やショッピング街へも徒歩10分以内でアクセス可能。空港からは10キロほどの距離だが、ロールスロイスのほか、ヘリコプターの送迎サービスも提供する。

 客室の広さは、スタンダードでも42平方メートル、プレジデンシャルスイートは300平方メートルで、すべての客室にダブルシンク、バスタブ、ウォシュレットを配備。欧州とアジアを融合したデザインを基調に、12タイプのカテゴリーを用意する。平均客室料金はスタンダードで300米ドル程度を想定し、ベンチマークとして「パークハイアットサイゴン」をあげた。対象客層は「ハイエンド層」とし、スタッフにはLHWの加盟ホテルが利用するトレーニング会社の利用を予定。日本市場については「大切にしたい。日本人客の希望にあわせ、日本市場向けのサービスを作っていきたい」との意向を示した。

 なお、運営会社であるWMCグループはホーチミンでトップ3に入る不動産会社で、ホスピタリティ事業、飲食事業も手掛ける。市内で1300室のホテルを運営しており、2、3年以内に計2000室を有する予定だ。今回オープンするザ・レヴェリーは傘下ホテルの中でも最上のブランドとなる。今後は、ハノイやダナンへの展開も検討している。