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4月航空需要は6%増、利用率は単月で過去最高に-国際線が好調

  • 2012年6月4日

 国際航空運送協会(IATA)によると2012年4月、旅客需要を表す有償旅客キロ(RPK)は全世界合計で6.1%増となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は3.8%増に留まったため、有償旅客による座席利用率であるロードファクターは1.9ポイント増の79.3%となり、4月としては過去最高を更新した。

 国際線のASKは4.3%増となったのに対しRPKは7.4%増で、ロードファクターは2.4ポイント増の78.1%と好調に推移。国内線はASKが2.8%増、RPKが3.9%増、ロードファクターが0.9ポイント増の79.7%であった。

 地域別では、中東系航空会社がASKを12.7%増と大きく拡大したもののRPKが16.0%増となり、ロードファクターも2.3ポイント増の78.3%と好調に推移。ロードファクターが最も高かったのは北米で80.8%、次いで欧州の80.7%。北米はRPKが1.6%増に留まったが、ASKを1.5%減としていた。また、欧州はRPKga5.9%増、ASKが3.4%増であった。

 アジア太平洋地域の航空会社は、ASKが4.6%増でRPKが9.3%増となり、ロードファクターも3.8ポイント増の78.1%となったが、IATAでは東日本大震災の反動がRPKを押し上げたとみており、この効果を除くと6%前後の増加であったとの分析だ。