アメリカン航空、国際線機材を改修へ-B772ERとB763ER
アメリカン航空(AA)はこのほど、国際線ワイドボディ機の改修計画を決定した。保有するボーイングB777-200ER型機についてすべて2クラス構成とし、今年後半に受納予定のB777-300ER型機と同様の内装を導入。ビジネスクラスには全席が通路に面したライフラットシートを最大45席設置するとともに、バーも設けてスナックや飲み物を提供。シートは、現行のB777-200型機のシートと比較して2倍の広さとなるという。
エコノミークラスでも、全席に新型シートを導入し、足元の空間を広げた。また、通常のシートよりも足元のスペースを約10センチメートルから15センチメートル広げた、プレミアムエコノミーにあたる「メイン・キャビン・エクストラ」も最大45席配置。ビジネス、エコノミーともにコンセント、USB電源ポートを装備する。
また、機内エンターテイメントシステムも刷新して映画120本、テレビ180本、オーディオ350チャンネル、ゲーム30本などとし、現行のB777-200ER型機のエコノミークラスと比較して選択肢を9倍以上に増加。WIFI接続のサービスも開始する。
一方、B767-300ER型機については半分を改修し、半分は順次退役。改修では、最大28席のライフラットシート、14席のメイン・キャビン・エクストラを設置する。B777-200ER型機とともに、改修作業の開始は2014年前半を予定している。