JAL、11年度営業利益が過去最高に-LCC影響「現状なし」
▽LCCの影響「現状なし」-稲盛会長、来年退任の意向
JL代表取締役社長の植木義晴氏は、LCCとの競争についての質問に対して、「(業績予想は)収入の面で、LCCのみでなく競合相手の影響はかなり保守的に計算に入れている」とした上で、すでに運航を開始しているピーチ・アビエーション(MM)と直接競合する関空/札幌線について「今のところ大きな影響は受けていない」と語った。
ただし、MMだけでなくジェットスター・ジャパン(GK)、エアアジア・ジャパンの就航も予定されているため、「(影響が)どう変わっていくのかということは、我々も初めての経験なので今後注視していきたい」とした。
また、JL名誉会長の稲盛和夫氏は退任時期の質問に、2013年第1四半期での退任の意向を示した。稲盛氏は、「着任した時に、企業再生支援機構と政府から要請をされた際、3年間くらい、週に3日くらいであればと申し上げて着任した。来てみると大変な状況で、3日くらいというところが(日数が)増え、必死で私自身も年が年だが、命をかけてやったくらいに神経を使ってやってきた。3年間という約束で、3年といえば来年の2月、3月になる。できればその辺でこの仕事を辞めさせてもらえればと思っている」と語った。