「マヤ暦」終焉に伴う遺跡入場制限について
2012年はマヤの長期暦の13バクトゥンにあたり、一周期を約5200年とする第5期の太陽というカレンダーが終焉を迎えるため、またこの暦がハリウッド映画でも取り上げられたことから、2012年12月20日から22日の3日間は、世界各国からの多くの入場者が見込まれています。
これを受けグアテマラ観光省では、各遺跡の保存のため、この3日間に限り以下のマヤの主要遺跡に入場制限を設ける方針です。
■ 入場制限が予定されている遺跡 (12/20~22)
ティカル遺跡
ワシャクトゥン遺跡
キリグア遺跡
イシムチェ遺跡
サクレウ遺跡
タカリックアバフ遺跡
ミシュコ・ビエホ遺跡
この3日間に上記遺跡への入場を希望する場合、予め申請を観光省に行い、認証用のブレスレットを購入する必要があります。入場はブレスレット所持者のみに限られるため、当日、突然、上記の遺跡に出向いても入場することはできないようです。
★ グアテマラの遺跡の入場制限について (グアテマラ政府観光局 担当者からの情報)
* ティカル遺跡のみ、12月21日は特別ゲスト(大統領などのVIPの招待客)を招きイベントを開催する予定。
* イベントは14:00開始となるため、当日、一般旅行者の入場は早朝04:00~14:00の間となります。(14:00以降は入場不可)
なお、当日、一般旅行者で入場可能なのは、入場用のブレスレットを携行しているお客様のみとなります。
* 入場の承認用のブレスレットは、事前にグアテマラ政府観光局で販売される予定です。
(入場料 Q150=約US$20/人を支払えば、入場券としてブレスレットをもらえる予定)
* ティカル遺跡の入場券の販売締め切り期限は、現時点では決まっておりません。
予定では6月頃より販売を開始し、販売数を見ながら締切日を設けていくとのことです。
事前にどの程度販売されるか不透明であることから、販売状況はその都度、相談してほしいとのことです。
* ティカル遺跡以外の遺跡(キリグア遺跡など)では、チケットが完売するということはまずないと担当者はみており、入場については問題ないものと予想しております。
■ その他の国の「マヤ遺跡」の状況
(1) ホンジュラスのコパン遺跡
特に2012年であることを理由に、コパン遺跡の入場者数を制限する予定はない模様です。
ただし同時期、現地ガイドの数が不足する可能性があるとのことです。
(2) エルサルバドルのマヤ遺跡
グアテマラ同様、同時期に入場制限を設ける動きがある模様ですが、現時点では具体化しておりません。
到着の1ヵ月前までに入場券を購入しておけば、問題ないだろうとのことです。
(3) ベリーズのマヤ遺跡
特に入場制限を設ける予定はないとのことです。
同時期にご旅行をご予定の方は、ご注意ください。