日系2社、1月国際線旅客数は5%増、JLは減少-利用率は改善
日本航空(JL)と全日空(NH)の2012年1月の輸送実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比5.2%増の109万7067人となった。JLが2.0%減の59万6210人であったのに対し、NHは15.3%増の50万857人とプラス成長。座席供給量(ASK)と旅客輸送量(RPK)の関係では、ASKが1.3%増、RPKが4.9%増となり、ロードファクターは2.5ポイント増の72.3%となった。
JLはASKが2.5%減に対してRPKが2.0%減となり、ロードファクターは0.3ポイント増。方面別で見ると旅客数はグアムが12.2%増、中国が8.1%増、欧州が3.3%増、東南アジアが1.8%増などとプラス成長。
ロードファクターは中国が6.0ポイント増の61.0%、東南アジアが1.6ポイント増の66.7%、欧州が1.0ポイント増の67.3%などとなった一方、韓国が11.5ポイント減の68.4%、オセアニアが9.3ポイント減の73.9%と落ち込んだ。ロードファクターが最も高かったのはグアムで、0.5ポイント減の80.5%であった。
これに対して、NHはASKを6.4%増としたのに対してRPKが14.6%増と大きく伸び、ロードファクターも5.3ポイント増の74.7%と好調。旅客数は北米、欧州、アジア・オセアニアともに2ケタ増となった。
ロードファクターも全方面でプラス成長し、特に北米は7.0ポイント増の82.7%と好調。このほか、欧州は8.2ポイント増の68.4%、アジア・オセアニアは2.9ポイント増の71.2%となった。