ジェットスター、100名に国内片道航空券プレゼント-就航5周年記念で
ジェットスター(JQ)は3月1日、「ジェットスター日本就航5周年大感謝祭」を開催し、100名に国内片道航空券をプレゼントするじゃんけん大会を実施した。ジェットスター・ジャパン代表取締役社長の鈴木みゆき氏は「ジェットスターの知名度を上げ、ジェットスターのバリューを理解していただくイベント」とし、厳しい経済環境が続くなか、LCCとして就航し、旅行市場の拡大へつなげることで「活気づけに少しでも貢献していきたい」と意欲を述べた。
ジェットスター・ジャパンは7月3日以降、成田、関西、福岡、札幌、沖縄の5都市に就航する予定で、成田を拠点に路線を展開する計画だ。2013年には中国、台湾、韓国、フィリピンなど短距離の国際線を開設する考え。鈴木氏は「LCCの時代になる。空港にもいろいろ工夫していただき、着陸料を下げられるような形をとっていただきたい」と述べ、コスト削減をめざし空港に対し働きかけを続けていく考えを示した。成田国際空港(NAA)とは頻繁に話し合いの場を設けているとし、LCC専用ターミナルについてNAAが前向きな姿勢であることから「LCCにやさしい施設になるのでは」と期待を示す。一方、関西国際空港については、当初は既存ターミナルへの就航とし、LCC専用ターミナルがオープン次第移動したいとの考えだ。
また、大感謝祭同日、ピーチ・アビエーション(MM)が関空/新千歳、福岡線の運航を開始したことに対しては、「非常に嬉しい。LCCというビジネスモデルが日本でも認められたのだと感じた」と喜びを示した。MMの出発が遅延したことについては、定時運行に関して「ジェットスターグループを設立してから8年間の経験がある。準備は徹底的にできるのではないかと確信している」と自信を示した。
大感謝祭では、メールニュース「JetMail」登録者を対象に、ダンディ坂野さんとのじゃんけん大会を実施。じゃんけんに勝った先着100名にジェットスター・ジャパン国内線の片道航空券を無料でプレゼントした。さらに、JetMail会員限定で5周年記念セールを実施。成田・関空/ケアンズ、ゴールドコースト、マニラのエコノミークラスを、一部除外日を除き片道500円で販売する。さらに関空/台北のエコノミークラスは5000円で販売する。ビジネスクラスは成田・関空/ケアンズ・ゴールドコーストで片道3万円とした。燃油サーチャージは別途必要となる。販売期間は3月2日23時59分までで、予定の販売数を完売次第終了とした。なお、成田・関空/マニラについては関係機関の認可を前提とし、3月26日から運航開始予定だ。