エースJTB、旅先の魅力アピールを強化-首都圏発商品設定

  • 2012年1月30日

 ジェイティービー(JTB)は1月26日から、2012年度の「エースJTB」首都圏発の販売を順次開始した。東日本震災からの回復基調や日系LCCの運航開始などで交流人口の拡大が見込まれるなか、JTBでは旅行会社として旅先の魅力をアピールすることがより必要になるとし、「すべてのお客様に値段以上の満足を提供できる商品」を展開していく。

 具体的には、パッケージ商品の利便性や付加価値を高めるため、従来から現地参加型ツアーやまちあるきプランなどで地域の魅力を掘り起こしに務めているが、今年はさらに意識を高めて強化する。土地を熟知したガイドによるオプショナルツアーの設定のほか、100円で参加できる京都の世界遺産巡り観光バス「いとをかし号」、500円で体験できる沖縄でのサンゴ受付体験など、ワンコインプランの設定数を拡充する。

 また、創立100周年の記念商品も設定。東北地区の観光復興の一助となるよう、例えばJTB専用の臨時新幹線を利用し、弘前公園や平泉を訪れるツアーや、昨年の台風12号で被害を受けた和歌山県の熊野古道を訪れるツアーも予定している。このほか、今年の大河ドラマ「平清盛」ゆかりの地を訪れるツアーも設定した。

 さらに、間際化への対応として、ウェブ専用商品の拡充や、店頭での印刷で販売可能な「見たモン勝ち!」など、パンフレットを作成しないデジタル商品も強化していく。