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早春の風物詩「長浜盆梅展」へ 琵琶湖汽船が恒例「雪見船」を運航/滋賀

 滋賀県長浜市では1月20日、毎年恒例の早春の風物詩「長浜盆梅展」が始まった。これにあわせて、琵琶湖汽船は同21日、「冬のびわこ縦走雪見船」の運航をスタート。冬の琵琶湖の情緒を楽しみながら大津から長浜へ向かい、近づく春の訪れを目で味わう。

 同船は、地元旅館ホテルなどでつくる「びわ湖雪見船協議会」と同社が企画。毎年運航されており、大津市・大津港と長浜市・長浜港を2時間強で結ぶ。運航は3月9日までで、今年は期間中、3千人の利用を見込む。

 往路は大津プリンスホテル港を9時45分、大津港を10時に発ち、おごと温泉、琵琶湖大橋各港を経由し、長浜港には12時10分に着く。復路は長浜14時20分発、大津港16時30分着。運航中は比良山系の雪景色や沖島、沖ノ白石など琵琶湖の景観と、長浜盆梅展を楽しんでもらう。

 冬の情緒を感じさせる
比良山系の雪景色

また、今年は大津・長浜鉄道連絡航路が開設されて130周年を迎えるということもあり、建造130年の旧長浜駅舎を活用した鉄道資料館「長浜鉄道スクエア」の利用も勧めている。

 同社の川戸良幸常務は「今年は130年記念のほか、大河ドラマ『平清盛』ゆかりの県内のスポットを紹介しながら大津・長浜両地の送客を図りたい。雪見船で冬の琵琶湖の情緒を楽しんでいただければ」と話している。

 利用は予約制で、1月末までは土日月、2月1日からは毎日運航(土日月祝日以外は予約が15人以下の場合、運休)する。

 乗船料は、片道が大人3千円、小人1500円。往復は大人5千円、小人2500円。弁当(1500円)も予約可能。

 予約、問い合わせは、電話077-524-5000。

 長浜盆梅展は今年で61回目を数える伝統行事。慶雲館に推定樹齢400年超の古木や3メートル近い巨木など丹精込めて育てた盆梅を約90鉢展示している。期間は3月11日までで、観覧料500円。大津市でも1月25日-3月4日、旧竹林院で「坂本盆梅展」が開催される。


情報提供:トラベルニュース社